企業が、長い年月を迷わずに安定して成長し続けるという事は容易ではありません。だから、私たちは、その迷いや混乱の現状の中で、私たちの進むべき方向を明確にし、迷いを取り去り、心をも豊かにし、絶えず励ましてくれる理念が大切だと考えます。
つまり、理念(夢)は私たちに人生の目的を明確にさせ、私たちを勇気づけ、社員さん一人ひとりのベクトルを合わせ、豊かな社会(人生)を生み出してくれます。「自社(自ら)の仕事を通して人の役に立つ」という奉仕の精神が、企業(私たち)の存在意義なのです。
そして、人々(お客さま)に感謝され、喜んでいただいた姿が利益(お客様からの寄進)なのです。利益は、企業の安定成長の研究・開発費として(更なるお客様が喜ばれるための仕組み創り)集まるのだと言っていいのではないでしょうか。
あえて企業の利益(社員さんの給与)を寄進と表現したのは、不当な値段ではなく、お客様に喜んで受け入れられ、それにふさわしい報酬を喜んでいただけるからです。まさしく、利益は、私たちのお役立ち料なのです。
世の中の人々が求めている商品やノウハウを開発して提供する。お客さまの心を潤わせるサービスを提供する。サービスは日本語に言い換えれば“奉仕”の事なのです。私たちは、仕事を奉仕と考え、支えてくださる方々に心から感謝します。
私は、社員さん一人ひとりが、“IZUMIYAの経営理念”を販売できるようになっていただきたいと強く願います。商品を売る前に、私たちの経営理念を買っていただける会社になりたいと思います。企業は、経営理念を通して社員さんとお客さまが、しっかりと結ばれていなければいけません。
また。人として、私たちは4つの「心」を大切にします。1つめは、素直な心です。人間は素直さを忘れたとき、「逆境」に卑屈を生み、「順調」にはうぬぼれを生むのです。2つめは、感謝の心です。感謝の心(“ありがとう”という言葉)は、自らが発すれば元気になり、人から聞けば勇気がわいてきます。3つめは、お客様を大切にする心です。お酒の語りべとして、お客様にお酒の楽しさを伝え、「IZUMIYAがあって良かった」といって頂けるようになりたいと思います。そして4つめが、商品を愛しむ心です。誰よりも酒を愛し、酒にロマンを感じ、人生を感じていこうと決意しています。IZUMIYAは、仕事を奉仕と考え、支えてくださる方々に心から感謝します。
「繁盛作り 人創り」
IZUMIYAは、酒文化の継承を通して
社員さんの成長とお客様のご繁盛を実現する
人創りとは、愛情と理解を持って、
すべての社員さんの物心両面の幸せと夢の実現を追求する
繁盛創りは、最高のサービスと価値を提供する企業として
豊かな社会の実現に貢献する
幸せの創造
―人生三観を基板とした“酒が醸す幸せの創造”―
経営ビジョンは、お酒を通してお客様の感動、幸せ(心の豊かさ)を創造していこう、職場の幸せ、社員さんの幸せをつくっていこうということです。ドラッカーは「マネージメントの最終の目的は、人を幸せにすることである」と言っています。
経営の究極の目的は、人を幸せにするものでなければならないと思います。つまり、まず、働いている社員さんが幸せになるものでなければなりませんし、お客さまも幸せになるものでなければなりません。さらに、仕入先や銀行など利害関係者のすべてが、幸せにならなければいけないと考えます。ですから、私たちが、酒を愛し、酒を通して自らが幸せを感じる事が、幸せの創造のスタートなのです。
お酒の愉しさ
夢やロマン、飲みニケーションを通して元気な人間、活力ある日本を創る。
IZUMIYAで働く社員さんは、日々人間性向上を目指し、自分自身の人生を問いなおし、今日より明日、明日より明後日と努力していかなければいけません。
仕事の目的は、仕事を通して私たちが成長し、人生をより豊かにしていくことなのです。そのためには、自らが源となって人生とは何か、どういきなければならないかに目覚める必要があります。その教育理念として「人生三観」を提唱します。三観とは、人生の中の目には見えない3つのもの、「職業」「人生」「人間」をどのように観るかということです。